-
皆んなが知らない昔のテントでコッソリキャンプ
投稿日 2023年6月2日 12:06:51 (キャンプ)
-
「今日もどこかで野遊びを」ブログ開設9周年 感謝の大総括
投稿日 2024年1月5日 11:56:52 (キャンプ)
-
【レビュー】日本製で絶対おすすめストーブファン!カバー付きで首振りもある
投稿日 2023年12月15日 14:38:22 (キャンプ)
-
超快適!冬キャンプでお座敷スタイル&こたつの作り方
投稿日 2023年12月14日 15:34:55 (キャンプ)
-
トヨトミストーブKS-67Hにぴったりの五徳!代用も紹介
投稿日 2023年12月13日 18:50:55 (キャンプ)
-
【フジカハイペットに合うおすすめ五徳】コーナン&キャプテンスタッグ
投稿日 2023年12月13日 15:03:09 (キャンプ)
-
焦げる黒くなるを解消!ダッチオーブンを使ったキャンプカレー
投稿日 2023年12月12日 19:17:04 (キャンプ)
-
【レビュー】キャンプで腰痛は椅子が原因か?対策も紹介
投稿日 2023年12月12日 15:57:37 (キャンプ)
-
タフスクリーン2ルームハウスは夏暑いの?詳しくブログで紹介
投稿日 2023年12月11日 20:04:52 (キャンプ)
-
キャンプでロースタイルがしんどいと思ったらこのレイアウト
投稿日 2023年12月11日 16:30:09 (キャンプ)
-
タフスクリーン2ルームハウスはスカート自作より高出力石油ストーブがおすすめ
投稿日 2023年12月8日 19:35:38 (キャンプ)
-
タフワイドドームのペグの本数とキャノピーポールを紹介
投稿日 2023年12月8日 17:40:04 (キャンプ)
-
タフスクリーン2ルームハウスのキャノピーポール追加と長さを紹介
投稿日 2023年12月8日 17:11:01 (キャンプ)
-
【アルパカストーブのケース代用】シンデレラフィットでジャストサイズ
投稿日 2023年12月8日 15:30:25 (キャンプ)
-
タフスクリーン2ルームハウスのペグの必要本数とペグ打ちを紹介
投稿日 2023年12月7日 16:13:17 (キャンプ)
-
超快適!地べたスタイルの座布団&クッションでおすすめ
投稿日 2023年12月6日 13:32:38 (キャンプ)
-
超ぴったり!アメニティドームLのグランドシート代用でおすすめ
投稿日 2023年12月5日 14:53:21 (キャンプ)
-
【レビュー】八海山の味は美味しい?まずい?飲み方や評価も紹介
投稿日 2023年12月1日 18:14:48 (キャンプ)
-
超ぴったり!アメニティドームMのグランドシート代用でおすすめ!サイズも紹介
投稿日 2023年11月30日 16:38:47 (キャンプ)
-
【レビュー】ほりにしをふりかけるのは焼く前と焼いた後どっち?タイミングも紹介
投稿日 2023年11月27日 18:02:42 (キャンプ)
-
【レビュー】獺祭の味はまずい?うまい?飲み方や評価も紹介
投稿日 2023年11月26日 18:07:09 (キャンプ)
-
【レビュー】菊正宗の樽酒はうまい?まずい?飲み方と評価も紹介
投稿日 2023年11月24日 23:29:58 (キャンプ)
-
ツーリングドームSTとツーリングドームエアー/ST+のグランドシート代用でおすすめ
投稿日 2023年11月24日 17:37:25 (キャンプ)
-
アメニティドームSのグランドシート代用でおすすめを紹介
投稿日 2023年11月24日 15:35:17 (キャンプ)
-
【レビュー】獺祭 純米大吟醸45はまずい?うまい?飲み方と評価を紹介
投稿日 2023年11月23日 19:22:44 (キャンプ)
-
タフワイドドームのグランドシート代用でおすすめ
投稿日 2023年11月23日 06:04:28 (キャンプ)
-
必要?我が家がポータブル電源を購入して後悔した理由といらない訳
投稿日 2023年11月22日 15:29:34 (キャンプ)
-
【レビュー】キャンプでタフまるがおすすめな理由を紹介
投稿日 2023年11月21日 17:18:16 (キャンプ)
-
4種類保有レビュー!タフまるアクセサリーのおすすめを詳しく紹介
投稿日 2023年11月21日 14:47:10 (キャンプ)
-
【タフワイドドームに合うタープ】相性抜群でジャストサイズ
投稿日 2023年11月20日 14:43:06 (キャンプ)
-
【BCクロスドーム/270】グランドシート代用を紹介
投稿日 2023年11月17日 15:27:47 (キャンプ)
五月と言うと、カラッと晴れて気持ち良い日差しに
ようやく夏の暑さを思い出す時期でもあり
街では運動会が開催され、太陽の下に人々が集う
そんなイメージがあるのだけれど
今年の五月、特に私達のキャンプ日は
どうやら雨に祟られていて
この日もどんより分厚い雲が空を覆い
いつ降り出すか分からない雨予報の一日だった。
そんなGW後一発目のキャンプ
今年、とにかく応援したいキャンプ地
飯舘村 村民の森あいの沢キャンプ場フリーサイトへ
今シーズン三度目の設営を完了した。
このキャンプでは
テントのメインテナンスからがスタート
経年劣化で硬化してしまったテントゴムを
全て外し、新たなゴムに取り替えた。
純正の生ゴムは高価なので…
使用した交換ゴムは自転車用の荷物固定用 笑
実は最も安価で耐久性も高い好適品
ビンテージ幕を持つ人は覚えておきたい裏技だ。
この幕でのキャンプは実は二度目
キャンプ歴40年超の大先輩から
使ってくれる人を探して欲しいと送られてきた幕
前回設営は昨年12月だった。
とにかく寒い日で、設営時にテントゴムが
ブチブチ切れ半分ほどしか
ペグダウンできない状態での幕営だった。
風がなかったのが唯一の幸いだったけれど
夕刻には予報になかった降雪があり
それでも快適に過ごせた優秀な鉄骨テント
現存する個体は決して多くない。
この幕の名称は
オーナーロッジダイプ76
1984年発売
近年のキャンパーでこの幕を知る人は
ほんの一握りだと思う。
私の歳で言えば15歳の頃のテントである事を鑑みれば
リアルタイムで実物を所有するオーナーは若くても
60代以上の大先輩達という事になり
当時の小学校の林間教室では
コテコテのA型ツェルトを溝掘をして使っていた
そんな時代の代物。
キャンプ先進国だったヨーロッパのメーカー品は
防水処理した糸で編み込んだコットン生地を使用し
百貨店に並べられ販売されていたと聞くが
そんな憧れのヨーロッパ製フルコットンまでは
手が届かないキャンパーが当時の国産最新テント
として購入していたのがこのオーナーロッジシリーズ
であると認識している。
当時のメーカーの解釈は火気厳禁ではなく裸火御注意
キャンパーのレベルが今より高かった事が伺える
貴重なワーニングノート
40cm以上ある庇は非常にありがたい長さ
これ一つとってもいいテントだなぁと思う。
私の貴重なテントコレクションの一つとして
手元に置いておきたい気持ちもあるのだが
現在、我が家の倉庫(キャンプ部屋)には
15張りのテントが出番待ちで控えており
年間約50回の出撃を考えた場合
年に一度も使わずタンスの肥やしになるというのは
可哀想な感覚がある…つまり道具というのは
使ってなんぼ、デッドストックでない個体は
使われて天寿を全うするのが1番と思い
このキャンプを最後に嫁に出すつもりでいる。。
かつてこのテントがどんな場所に設営され
どのようなキャンプで使われてきたかを
知る術はないけれど、大事にされてきた事は事実。
39年という時を超えゴムパーツの交換だけで
2023年の今、道具として変わらず存在している
ある意味、驚異的な耐久性をこのテントに与えた
小川という会社の凄さに頭が下がる思いだった。
5月なかば、時折小雨のチラつくあいの沢は
野鳥の声が響き渡っていた。
物置きとして使われている木造の建物の壁には
無数の板が打ち付けられていて
それがまるでデザインであるかのような
雰囲気と味わいをまとっているが
恐らくキツツキによって開けられた穴を都度都度
塞いでいった結果だろう事は直ぐに察しがついた。
こむぎが何か言いたげな顔で私を見ている。
これはお散歩のサイン
誰もいない広大なフリーサイトを
目一杯リードを長くして探検させる
一方、だいずはというと…
この日の寒さから、妻の膝掛けにくるまって
丸くなっていた。
縄張り意識の強い雌のこむぎと
縄張り意識ゼロの雄のだいず
普通は逆なんだけどなぁ笑
GAOさんの新しい焚火リフレクターが
非常に良い仕事をしてくれていた。
標高でいうと500〜600mのエリアである飯舘村は
この時期、まだまだ寒暖差は激しく
この夜はリフレクターなしではタープ下で
過ごす事もままならない気温となった。
この設営を最後にと思うと愛おしくなるから
人間って厄介だなぁと思いつつしみじみと
テントを眺めた。
当時、小川というメーカーが
高温多雨多湿の日本の気候にどのように
アプローチしていたかがよく分かるテントだと思う。
吊り下げのインナーには前後にモスキートネットが
装備されアウターフライは前は全開放
後方は中央にジッパーが備わり開放可能となっており
いかに風通しよく作るかという事に力を注ぎ
設計されたかがよく分かる。
同時代の私の所有のフランス製マルシャルは
フルコットンという通気性の利点だけで
風通しのためのモスキートネットという装備はない。
知ってるからこそこのテントの良さも
十分に理解できるとそういうわけだ
39年前の仕様ではインナーテント上部に
ランタンフックという装備はなかった。
こういう時は鉄骨テントの利点を活かし
鉄骨に磁石でつくLEDランタンを装着
現代の道具の代表であるLEDがビンテージと
クロスオーバーするという鉄骨テントの良さの一つ。
雨は夜間も降ったり止んだりを繰り返し明けた朝
雨は小休止の状態だった。
お天気レーダーで確認すると二時間後に
また降り出すとの事。
昨夜の残り鍋をつつき簡単な朝食として
急ぎ撤収作業を開始した。
風に強く強靭な鉄骨テント
今や絶滅危惧種のテント種類でもあるが
現行の小川のラインナップには
オーナーロッジタイプ52rが、大きさこそ
二回りほど大きくなってそのDNAを繋いでいる。
39年前のオーナーロッジは現代の宝であり
今回の補修でこの先まだまだ使えるテントとして
生きながらえる事になる。
次の行き先は、おしか家族旅行村キャンプ場の
管理人Hさんの元。
どうかしまいっぱなしにする事なく
使い倒してくれればと思います。
にほんブログ村
皆様励ましに心から感謝しております!
Source: 今日もどこかで野遊びを…
最新情報