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エンゼルフォレスト那須白河
チェックイン時間少し手前の到着だった。
日曜日という事で先客とは総入れ替わりの曜日
指定されたサイトは505
先客は恐らくサーカスTCか何かと思われる
丸いテント跡、そこそこの大きさではあるが
正直なところこれではBAHARIの両翼(寝室部分)は
ギリ収まってもペグ位置がない
さあ…やるか!
今年は何度も繰り返す雪掻きからのスタート
年越しキャンプにおいては豪雪過ぎて
もう当分雪など見たくないと懲りたものだったけれど
結局帰ってきてしまう雪中キャンプホリック
ちょうど両翼が収まる程度に初めから除雪は
されていたようだが、そこから伸びるペグ位置は
高さ約30cmの雪の壁となっており
手作業でのペグ位置の確保が最低限必要だった。
長期の設営が前提であるため雪を固めて使うスノーペグではなく
ステークペグをフィールドに直打ちしたかったのだ。
ペグ位置の確保を終えると次は寝床部分の整地
BAHARI中央リビングは地面が露出しており
両翼の寝床部分は厚さ10〜15cmの根雪となっており
左側の私も右側の妻の場所もそのままでは
ベッドの傾きが衣服などで埋められるレベルではない
この根雪の除去は骨の折れる作業だが
テント設営開始まで40分ひたすら氷を砕き
地面をならす基礎作りを行った。
今回のキャンプは昨年より始まった
超長期雪中連泊キャンプの実践
言葉を変えれば長期定住雪中キャンプ
これよりテント+タープスタイルで
風の日も雪の日も設営を変えず極めて快適な滞在を目標とする。
当初予約は1weekだが薪が手に入るならば
延泊で2weekを過ごす。
そもそもBAHARIには正面ドア上部に
数10cmのヒサシが装備、デザインされているのだが
昨年取り組んだ雪中の長期滞在並びに
年越しの豪雪キャンプで思い知ったのは
このヒサシの重要性利便性だった。
この地で出会った大先輩Kaoru&Beetさんは
クロンダイクグランデにオプションの
フロントポーチを装備するがそれをヒントに
今回のヒサシを模したタープスタイルに辿り着いた。
これはタープをタープとして使うのではなく
ヒサシの延長という位置付けで使うオリジナルスタイル
様々な利点をもたらすがテント外に荷物が置けて
降雪を気にせずブーツも置けるようになるとそう言う事
テント前のメインポールはBAHARIと同じ高さの
1800mmとし低く構える事で
長期間の風の脅威の緩和を狙う。
テント内にはMt.SUMI AURAをインストール
サブとしてアルパカも準備
加えて電源サイトという事でホットカーペット
電気毛布と暖房装備てんこ盛りで
長期の快適定住を目論む。
正確には一昨年ではあるが昨年
Kaoru & Beet ご夫妻にお会いし
多大な影響を受けたのが運の尽きだった笑
当時『本物がいた』と衝撃に思った事は数多あるが
最も印象的だったのは…そんなに長い期間キャンプ場に
居てもいいの?←この事実だった。
長期定住を実践するお二人を見
我々もチャンスがあればそれをやって見ようと
以来、目標の一つとなったわけである。
一二泊のキャンプと違い
破綻なき長期定住化の構築のため
設営にみっちりと時間をかける事を予め想定し
初日の食材は全て自宅仕込み
調理は行わず温めるだけ蓋を開けるだけとした。
設営には三時間ほど時間がかかっている。
と言ってもキャンプ猫こむぎを凍えさせないよう
薪ストーブは早々に着火させているため
その時間を含んで三時間という事だが
それでも設営は納得行くレベルには達しておらず
今後も微調整を繰り返しブラッシュアップして行く
一月後半、日は短く冷え切った身体を温泉であたため
幕に戻る頃には既に日没を迎え真っ暗になった。
STAUBで温めた手羽元のさっぱり煮も
自宅仕込み…染みてて旨い。
今回、BAHARIのインテリアは綿密に考えた。
薪ストーブ自体が場所を取る事を
前回キャンプで思い知ったためで
長年使っているカステルメルリーノは
その尺の長さからメインテーブルとして使わずに
テントを出た左手に物置台として設置
メインテーブルはこむぎ用にと購入した
丸天板のコタツに布団を掛けず使うことに
この丸天板が大正解で
角がないというたったそれだけの事で
狭くなりがちな冬のテント内の動線の確保に
大いに貢献することになるのだった。
加えてMt.SUMIテーブルをテーブルonテーブルで
立体的に二段使いする事で有効面積の低下を防ぎ
STAUBなどの熱い鍋を直接置けるスペースとして
機能させる(置いてないけど笑)
雪中の設営は、二倍の体力を使う。
足元が滑る中のスコップによる雪掻き雪掘り
そして寒暖差
「やっぱ疲れたなぁ〜」
そう思った次の瞬間、こむぎの寝顔が目に入ると
「でもここまで頑張って良かった。」
と疲れは心地良い充実感に変わる。
設営に時間を取られたため
夜はすぐにふけていった。
一泊二泊程度だったらここまでやってられないけど
長期となると最低限安心を得られる所までは
頑張る必要があるのは仕方ないこと。
背を伸ばし外を眺めるこむぎに笑顔をもらい
初日は早々に就寝となった。
翌朝は久しぶりの早起きをした。
夜仕事の私達にとっては冬キャンプの朝は
ライフサイクルを狂わせるものになるけれど
キーンと冷え澄み切った野鳥のさえずり響く朝は
キャンプを始めて最初に好きになった時間の一つ
まだ暗い朝5時台に騒ぎ出したこむぎはこの時間は
二度寝の時間帯に入ったようで
私にとっては急遽訪れた貴重なボーナスタイム
幸せな朝の訪れは活力に繋がるもの だよね。
昨日と違い外は真っ青な空が顔を出していた。
軽い朝食を摂り
前日の設営を振り返る
数箇所のほころびを見つけたけれど
風が吹かなければ問題なし
修正は後回しにする事にした。
こむぎはテント外で獲物(野鳥)に釘付けだ。
これで隠れているつもり(ほっこり)
薪のバトニング時に虫に喰われた樹皮から
ボロボロと粉になった木屑が雪の上に落ちたのだが
この木屑の中には彼ら(野鳥)の大好物である
キクイムシ(カミキリ)の幼虫が混ざっている
気付かぬうちに野鳥への餌付けとなり
集まる野鳥をこむぎが狙うという構図は
大袈裟に言うならば目の前にある生態系の縮図。
無論バトニングの思わぬオプションが
こむぎの遊び相手となるのはありがたい事。
ハーネスを付けリードで繋がれたこむぎは
結果、獲物を取る事はできないが
狩人の本能、欲求を満たしてもらうには格好の環境がある。
好天に始まった長期定住キャンプのスタートは
幸先の良いものではあったけれど
雪に埋もれて行く事を十分に想定できてはおらず
この先の試練をまだ想像することもできなかった。
それがキャンプ
続きます
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Source: 今日もどこかで野遊びを…
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