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梅雨明けから続く容赦のない猛暑
連日日中は35℃を超え
この高温から逃れる術は高所を探すか
林間に落ち着くか…の二択
にも関わらず、野辺地では高度を読み違え
猛暑に身体は悲鳴をあげていた。
「次こそ本物の高原に行かないと…」
そんな動機で最低標高ラインを700mとし
営地を探す。
当初予定では折爪岳のキャンプ場だったが
当日のチェックインは叶わない。
何年も前のリストアップ何度も見返すと
実際の選択肢に上がって来なかった
天空の地が候補に上がった。
(二戸市の公式HPより画像をお借りしました。)
ここならもう大丈夫
この暑さからやっと解放される
そんな思いでアクセルを踏み
山道を駆け上る。すると…
絶景の牧場風景が現れた。
「うぅわ!ここ張りてぇ〜!!」
目視で確認できるその風景は
正に別天地と呼ぶに相応しいもの
岩手の山々が稜線となって一望できる。
何という眺めの良さか…
所々には岩手が誇る短角牛の放牧が
短角牛と言えば…
私達の店、本町バルDELISHLABO出店時
メニュー候補に上がっていた牛
牛肉と言うとサシの入った
霜降り肉を重宝しがちな一般の日本人には
余り知られていない話だが
霜降り肉というのは牛にとっては
病気の一歩手前の状態という事実がある。
筋肉に脂肪が入った状態
人で想像してみてほしい…
いかに病的な状態であるかを
これを作るために和牛は肥育時に
殆どの場合、ビタミンコントロールを受ける
これはビタミン欠乏状態を作る事で
無論、食欲がなくなるほど体調を崩せば
肉は痩せてしまい歩留まりが悪くなるので
まだ病気ではないがその一歩手前なのだ。
疑いを持つ人がもしいるならば
「ビタミンコントロール」
この言葉を是非検索をして頂ければと思う。
そんなビタミンコントロールを受けていない
赤身の旨味ある本物の肉を探していた私達が
目をつけていたのが岩手短角牛だった。
結果として安定流通の確保が難しく
赤身肉としては世界最高ランクであり
流通も安定の米国産アンガスビーフに
落ち着く事になったわけだが…
その牛を眼前にし、この場所には
運命的とまでは言わないまでも
親近感に近いものを感じた私達だった。
牧場のさらに奥に進むと再び森となり
カーブの先にキャンプ場が現れた。
標高にして1078mの稲庭岳
その中腹に位置と言っても手元の高度系で
800m弱のキャンプ地は十分な涼しさ。
チェックインアウトフリー料金フリーで
特別な申請をせずとも使用が可能のようだが
地元役場に電話を入れ使用許可を取り付け
幕営とした。
と言うのも…この時点で再びの貸切り
数百m手前の、明らかにのどか過ぎる
牧場風景とは裏腹に
熊など野生動物の脅威をヒシヒシ感じる
北東北のキャンプ地である。
ここに人がいる事を事前に誰かに
知っていて欲しいという気分になるのだ。
そんな稲庭キャンプ場
その途中には岩誦坊と呼ばれる
湧き水があり体感温度にして5℃程度の
水がコンコンと流れているのが
実にありがたくとにかく美味い
その更に下、登り口には天台の湯
設営後の入浴を済ませることができた。
「いやぁ〜このキャンプ地最高レベルだなぁ!」
ロケーションが良いとか
設備が整っているだとかの前に
近くに温泉があり、湧き水がある
これは実にプレミアムなこと。
キャンプ場は道路に分断された
二箇所にまたがっている。
多少フィールドに傾斜があるが
稲庭岳登山口のある
雰囲気の良い明るい林間のサイトと
短く刈られた広大な平面の草地のサイト
気温が高過ぎるわけではないので
平面のサイトを選んだ。
この旅、何度目か数えられないくらい
食べている冷やっこがスタートメニュー
甲高い野鳥の囀りが響き渡っていた。
一切の濁りのない美しいその歌声が
稲庭キャンプ場の涼しさに貢献していた。
17時をまわって気温22℃ほど
半袖では肌寒くなってきたが
昨夜を思えば天国級の快適さ
焼き物も美味いわけだよ
フと見たパッケージには岩手あべどりとある
ちょうどこのキャンプ場に来る途中に
あったよね?
そう、後に調べた話ではあべどりは
地元二戸に本店を置く鶏肉の会社なのだが
岩手では恐らくブランド鶏肉ではなかろうか
それほどにクオリティが高かった。
それを偶然手にした妻も妻だが
何やらこのキャンプが
気付かぬうちに二戸を満喫する
キャンプになっていたのは嬉しかった。
夜の帳が下りると風も出始め
気温は更に低下していった。
真夏のキャンプでこれはある意味
最高のチャンス到来でもある。
この旅に於いては暑い夜は
ゆっくり焚火もできなかった事を思えば
キャンプのコンテンツ自体
マトモなキャンプとなる。
長らく火を見つめ過ごすひと時
下界にいると月の軌道は弧を描いて見えるが
高地では平行移動しているように感じる
ものなんだなぁ…。
光害のない真っ暗闇の営地は
月明かりのお陰で明るい夜となった。
心配していた獣の気配は一切なかった。
翌朝は久しぶりの曇りで
どうやら時折雨の予報
こむぎもようやく一日中サイトを
駆け回れる気温となるようだ。
満を辞して朝食には青森で購入しておいた
いちご煮ご飯を炊いた。
これほど涼しい朝は自宅を出て以来
初めての事。
このキャンプ旅最高の朝食タイムは
連日の猛暑にもがき苦しんだ後のご褒美
年間でこんな気分になる事なんてきっとない
曇天を有り難く感じる日が来るとはね
それがキャンプ
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Source: 今日もどこかで野遊びを…
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